2011年8月4日木曜日

ヤギ克服・・・

皆さん、嫌いな食べ物ってありますか??
私は比較的ノーマルに出てくるもので食べられないほど嫌いなものは思い当たりません。
もちろん、自分でお金を払って食べようとは思わないものはいくつかありますが・・・(イワシとか・・・)

いままで、あんまり美味しいと思ったことがないものでも、時がたって味覚が変わったのか、あるいは美味しいものを食べたことがなかっただけなのか、ふとした拍子にチャレンジしてみると、『あれれ??美味しい気がする。うん、おいしい。』って事ありませんか?

嫌いだと思っているまま、本当は美味しいものを食べずに人生過ごすのがもったいないので、私は、嫌いなものでも、出てきたならば口にして、嫌いであることを確認することにしています。(大体のものは飲み込めるレベルの好き嫌いなので・・・)

そして、いままで『美味しい』と思えないもののひとつが、『ヤギのチーズ』だったんです。
チーズは大好き。羊のチーズも大好き。
でも、ヤギのチーズはどうも・・・・しかも、チーズもどちらかというと、熟成がしっかりしているタイプより、若いもののほうが好み。下戸ですから。

そんな、おこちゃま舌のままだと恥ずかしい。何とかヤギのチーズの美味しさを理解したいなぁと今年はヤギのチーズを取り寄せてみました。



岡山にある、『ルーラルカプリ』さんという農場のものです。

そもそもヤギってお乳の量が少ないらしく、国産のヤギチーズは珍しいんですって。
ルーラルカプリさんの商品は、とってもフレッシュな熟成のしていない『フロマージュブラン』というものがあったので、こちらにチャレンジすることにしました。
また、ヤギのミルクで作った飲むヨーグルトと有精卵とヤギのミルクで作ったプリンも購入してみました。

調べてみてはじめて知りましたが、ヤギのお乳は、人の母乳に一番近いといわれているそうです。
昔の人は母乳が出ないとヤギのお乳をあげていたそうです。吸収もとってもよいので、お子様からお年寄りまで、美味しく飲めるお乳なのだそうです。

また、もちろんやぎちゃん動物ですから、季節でミルクの味が変わるそうです。

以前、シェーブルを買って食べられなかった記憶を振り払い、味を見てみると・・・

***プリン
これは間違いなくおいしくいただきました。
とっても濃いのにトロッとしていて美味しかったです。

***飲むヨーグルト
途中で味わうように鼻に香りが抜けると、『ヤギ??』という感じが。でも、こちらもとても滑らかでコク、口当たりがとってもよかったです。

***問題のチーズ フロマージュブラン
香りはヨーグルトや、サワークリームのよう。さわやかでとっても美味しそう。
そのまま食べると、いやな感じはしません。くさい!!っていう印象はありませんでした。
ただ、やはり食べなれない香りはちょっとします。
でも、蜂蜜をかけたり、ハーブやこしょうを混ぜたりすると、なんともさわやかなワインのお供になると思いました。
やっぱり、下戸にチーズは難しい・・・
でも、いままでのイメージは大分変わりました。


そのほかにも、日本橋三越 イータリーにて、イタリアの 『トロンコ ディ カプレット』というフレッシュ チーズと、『ロビオラ』という、ヤギ、羊、牛のミルクで作られた熟成タイプのチーズを試してみました。

どれも、もちろんまずくはないし、それをおいしい!!!と思う感覚は理解できたのですが、未だ自腹をきってどうしても食べたい食べ物に昇格はなされませんでした。

早く『ヤギのチーズって美味しいよねぇ。』っていってみたいです。